感情を抑え、腫れ物にさわるように子どもに接するのは、最悪です。素直に自分の感情をぶつけましょう。親も人間なのです。子どもは、親との感情のやりとりを通して、人間同士の関係を学びます。それなのに、肝心の親が遠慮して子どもの前でいい格好をしていたら、子どもは人間同士の感情のぶつかり合いを経験しないで育ってしまいます。これでは、自分はもちろん、他人の感情に対して、耐性の低い人間になってしまいます。会社の中でちょっと嫌なことがあっただけで、もうズタズタに傷ついて会社を辞めてしまうとか、あるいは、ちょっと人からおだてられただけで舞い上がってしまうとか。それよりこわいのは、相手がどんなことで傷つくかが想像できず、人の心の痛みがわからない人間になってしまうことです。そうなる前に、生の人間と人間が向き合ったらどうなるかを知っておくことが人間として必要です。